原状回復時に出た不用品の取り扱いについて
引越しが決まり、アパートやマンションを退去する時、新しい住まいには持って行かないもの、特に大型の家具や家電はどうすれば良いか、悩む人もいるのではないのでしょうか。
賃貸で借りていた部屋は、基本的に「原状回復」をする必要があります。
この記事では、部屋を退去する際に出る不用品について、賢い処分方法をご紹介します。
原状回復が原則なので残さない
一般的に、マンションやアパートの賃貸契約では、住んでいた部屋を退去する時には、入居契約時の状態に戻さなければならないという、「原状回復義務」があります。
原状回復と聞くと、壁や床の状態を思い浮かべる人が多いかもしれませんね。
実はそれ以外にも忘れてはいけないのが、粗大ゴミ、不用品の処分です。室内には私物を何も残さないのが基本。
入居時にもともと備え付けられていた家具や備品を除き、全て処分しなければなりません。
粗大ゴミは残置物として残せるか大家さんに確認
とはいえ、例えばテーブルセットやソファーなど、まだ使えそうなものや状態が良く綺麗なものの場合、捨てるのは何だかもったいなく感じますよね。
そんな時は、残置物として置いたまま退去させてもらえないか、大家さんに相談・確認してみましょう。
残していきたいものが、エアコンや部屋の内装にマッチした人気ブランドの家具などであれば、もしかすると室内に置いたまま退去することをOKしてもらえるかもしれません。
相談してみるのはタダです!ダメもとで相談してみることをおすすめします。
残置物として残せない場合は処分
大家さんに相談しても不用品を残していくのがNGだった場合は、諦めて自身で処分するしかありません。
大家さんに迷惑が掛からないよう、入居契約時の契約書をよく確認して、原状回復のルールに従って残らず処分しましょう。
原状回復時に出た不用品の処分方法3選
部屋を退去する際、原状回復時に出た不用品はどのように処分するのが賢いやり方でしょうか。
ここからは、3つの方法をお伝えします。
①自治体に出す
まず、自治体のゴミ収集に出せるものは出してしまいましょう。
住んでいる自治体によってゴミの出し方のルールが異なります。
・中身の見える透明な袋、または蓋付容器に入れて出す。
・収集日当日の朝8時までに、地域で決められた場所へ出す。
・収集に一度に出せる量は、目安として45リットル袋で3袋まで。
可燃ゴミ
生ゴミ、紙くず、木くず・落ち葉・剪定枝など、プラスチック類、ゴム製品、皮革製品、衣類など。
収集は週2回。地域によって収集曜日が異なります。
不燃ゴミ
ガラス類、金属・陶磁器類、体温計、蛍光灯など。
収集は月2回。地域によって収集曜日が異なります。
粗大ゴミ
家庭から出る家具・電化製品(エアコン・テレビ・冷蔵・冷凍庫・洗濯機及び衣類乾燥機・パソコンを除く)など、おおむね一辺の長さが30センチを超える大きなゴミ。
①粗大ごみ受付センターへ電話またはインターネットで申し込みます。
収集日や処理料金(有料粗大ごみ処理券の種類・枚数)の案内を受けます。
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②台東区の有料粗大ごみ処理券を購入します。
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③粗大ごみ処理券に、名前(集合住宅の場合は部屋番号も記入)と収集予定日を記入して粗大ごみに貼り、朝8時までに玄関先に出します。
②フリマアプリやネットオークションに出品
自分にとっては要らなくなったものでも、必要としている誰かにとってはお金を出しても欲しいものかもしれません。
身近なところに欲しい人がいなくても、フリマアプリやネットオークションに出品すれば、全国どこに住んでいる人にでも不要品を譲ることができます。
しかし、包装料や送料などのコストや配送手続きの手間がかかります。そして、必ず売れるという保証もありません。そのあたりをよく考えて、出品するかどうか決めると良いでしょう。
③不用品回収業者に依頼
引越しの際に出る不用品は、大きいものから小さいものまで量が多く、全てを自分で処分するのは大変で気が遠くなりますよね。
自治体のゴミ収集は、ゴミの種類別に収集曜日や出し方が異なり、粗大ゴミには収集料金もかかります。不用品回収業者なら、土日祝日や早朝・深夜も含めて対応してくれる日程の幅が広く、忙しい人でも予定を調整しやすいですよ。
また、フリマアプリやネットオークションに出品しなくても、不用品回収業者に買取をしてもらえば、手間が省けるので助かります。
最初から不用品回収業者に依頼するのが、断然ラクで便利なのでおすすめです。
まとめ
アパートやマンションを退室する時には、基本的に室内に不用品を残していけません。
原状回復のための手間や時間を考えると、不用品回収業者に依頼するのが便利です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。